院長ブログDIRECTOR'S BLOG

新年度のスタートです 




春爛漫!!新入学・入園・そして新社会人のみなさまおめでとうございます。
入学式まで桜がもたないなあ・・と残念に思う今日この頃ですが、新生活のスタートです!!新しい環境に適応し、楽しい生活を送られることを願っております。

ところで4月1日、診療報酬の改定(わかりやすく言えば、医療費算定のもととなる基準がかわったということです。初診料・再診料とか薬の代金などなどです)がありました。
ここで今までなかった小児科のみに適用される費用が発生することとなりました。「小児抗菌薬適正使用支援加算」というものです。 この目的は、必要のない抗生物質投与により耐性菌(現状の抗生物質が効かない菌)が増えるのを防ぐことです。 今後新しい抗生物質はなかなか登場しないといわれており、将来強い細菌を増やさないために、人間が細菌に負けないようにするために必要なことと思われます。

では実際にどのように変わるのかといえば、いわゆる「軽い風邪」や「ウイルス性の下痢症(胃腸炎)」で受診した方を診察させていただいたうえで抗菌薬(抗生物質など)が必要ないことを説明し、 看病される方に気を付けていただきたいことなど(こんなことがあったら細菌感染が疑われるので来院してくださいなど)の指導を行った場合に、 3歳未満の小児科外来診療料を算定されている方が対象となります。保険点数としては80点、金額にすると800円となりますが、 当院では3歳未満の方には小児科外来診療料を算定しておりますが、乳幼児医療費受給者証をお持ちの方に自己負担は発生しません。 他県在住の方の受診では料金が発生する可能性もあります。このような「抗菌剤適正使用加算」今後はおそらく成人にも適用がひろがると思われます。 4月以降診療明細を見られたときに「あれっ?これなに?」の説明をさせていただきました。

3月末から暖かいどころか暑いと感じる日さえあり、こんな時には風邪をひきやすいので注意してくださいね。ではみなさん 張り切っていきましょう!!